多嚢胞性卵巣症候群について
昨日、ホルモン負荷テストの結果多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。
(エコーは診てもらっていません。)
素人のわたしが多嚢胞性卵巣症候群について推察したことをまとめます。
何らかの理由で卵胞の成長が阻害され複数の小さな卵胞ができてしまう=多嚢胞
かつ
未成長の卵胞によって卵巣の表面が分厚くなることで、卵が飛び出せなくなる=無排卵
※排卵誘発剤を使うことで複数の卵胞たちが複数の卵子としてとびだしてしまう
すなわち
何もしない→無排卵(であることが多い)
の両極になります。
【卵胞成長阻害、排卵障害の原因のいくつか】
1.高インスリン=インスリン抵抗性がある
2.甲状腺機能低下→高プロラクチン血症
3.ドーパミン不足→高プロラクチン血症
4.抗うつ剤など→高プロラクチン血症
5.腫瘍
(まず、1、2の可能性を考えてわたしは甲状腺ホルモンの検査とインスリン抵抗性の検査を受けることにしました。)
★キーワードとしくみ★
・男性ホルモンの総称=アンドロゲン
・女性ホルモン
・性腺刺激ホルモン放出ホルモン=GnRH
↓分泌させる
・性腺刺激ホルモン=ゴナドトロピン
- 卵胞刺激ホルモン=FSH 卵胞が成長する
- 黄体形成ホルモン=黄体化ホルモン=LH
⬇排卵指示と黄体維持
・黄体刺激ホルモン=プロラクチン
↓分泌させる、GnRHの分泌を抑える
・黄体ホルモン=プロゲステロン
↓
妊娠に備え子宮内膜を厚くし、排卵を抑える
1.高インスリン血症について
インスリンは肝臓の中で眠っていたアンドロゲンを起こします。
また、インスリンが増えた結果、下垂体が刺激されLHが分泌されます。
加えて、LHはアンドロゲンを分泌させる作用があるのでますますアンドロゲン値が高くなります。
FSHによりアンドロゲンはエストロゲンに変化するのですが、FSHはLH過多により抑制されるためアンドロゲンが増え過ぎてしまうのです。
FSHが抑制されるため卵胞の成長が阻害され、またLHとアンドロゲンの相互作用により卵巣の表面は分厚くなり排卵しづらくなります。
2.甲状腺機能低下について
甲状腺ホルモンが低下すること、あるいはストレスにより視床下部が刺激されることで甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンTRH分泌が促進されます。
TRHにはプロラクチン分泌を促進する作用もあるため、排卵自体とGnRHの抑制がされ排卵のしくみが止まる。
つまり、元々一定の割合で存在するプロラクチンが高くなることにより、プロゲステロン生成が促進され、体が「妊娠している」と勘違いしてしまうようですね。
妊娠していたら排卵は不要ですよね。
3.ドーパミン不足について
やる気物質ドーパミンはプロラクチン抑制物質PIFを作ります。
すなわちドーパミンが少ないとプロラクチンが増えます。
ドーパミンが減少する理由としてストレスや体調不良があります。
4.抗うつ剤などについて
抗うつ剤の中にはドーパミンが使われないようにしてやる気を維持させる働きのものがあります。
そのため、プロラクチン抑制物質PIFが作られなくなり高プロラクチン血症になります。
6.腫瘍について
視床下部などに腫瘍ができることでホルモン分泌が異常になります。
まとめ作業疲れました。
間違いがあったらすみません。
【参考】
高 LH 環境は FSH 誘導性の卵胞発育を抑制する - 日本生殖内分泌学会